カラス対策に苦労(crow)する・・・、
という訳で色々頭を悩ませた結果、こんなグロテスクな姿になってしまいました。(更に拡大画像あります)くれぐれもナニコレ珍百景に応募しないようにお願いします。 2011年7月3日(日)実施
CANON EOS20D EF24-85mm F3.5-4.5 24mm ISO=100 1/320秒 F11 プログラムAE
せっかくスカッとアンテナを建てたと思っても、カラスがエレメントに留まって曲げて行きます。さすがにカラスに蹴飛ばされた程度で方向が変わってしまうようなことはありませんが、あの連中は決まってエレメントの端の方に留まるので、どうしてもその体重でエレメントが下方向に曲がってしまいます。なおかつアンテナの下はフンだらけ、どこから持ってきたのか、魚の骨や小石などが屋根の上に落ちていることもあります。
天気のいい休日の朝になると、屋根の上でカラスが歩く音がするのも日常茶飯事です。まあ屋根の上をカラスが歩いたり、魚の骨や小石を置いていくのは仕方ないとしても、アンテナには留まらせたくないという思いから、このような方法を思いつきました。
発想の元になったのは阿賀野川に架かる日東道の「阿賀のかけはし」に設置されているポールです。この橋の周辺の中州は野鳥の生息地にもなっているのですが、工事の段階から橋の上を横切る鳥と、工事用車両が衝突する事故が発生していました。そこで橋の欄干付近に高いポールを設置したところ、野鳥はそのポールの上を飛行するようになり、車との衝突事故は起こらなくなったというものです。
ならばアンテナにも同様のものを設置すればカラスも警戒するのではないだろうかと考えました。問題は材質ですが、アンテナの性能に影響を与える恐れのある金属製のものは使わない方が無難だろうと考えました。ならばケーブル等を束ねるときに使うナイロンバンドやタイラップ、いわゆる結束バンドを取り付けたらどうだろうと考えました。
これはいい方法を思い付いたと思ったのですが、ネットで調べてみると同じことを考えた方も多いようで、同様の事例をたくさん見ることができました。ちょっぴり残念でしたが、効果が見られるようなので実行してみることにしました。
使用したバンドは「CV-200W黒」という全長203mmの台湾製のナイロンバンドです。屋外でも使える耐候タイプのものが100本入って、ホームセンタームサシ村上店で税込410円でした。取り付け間隔は、カラスの気持ちを考慮して20センチに設定、エレメントにあらかじめマーキングをしてから取り付けを行い、隙間に接着剤を流し込んでおきました。
100本も買ってきて、いくらも使わずに残ってしまうと思いきや、50本も使ってしまいました。果たして効果があるものかどうか分かりませんが(あってもらわないと困る)、しばらく様子を見たいと思います。
上:2011年6月19日 下:2011年7月3日
ポールの長さが1.8m、屋根馬の高さも合わせると、屋根の頂上部分から2m位の高さの所にアンテナがあるので、アンテナを建てたままの状態ではナイロンバンドの取り付けができず、いったんアンテナを倒してから施工しました。
2011年6月19日
2011年7月3日 Yステーの取り付け位置も修正してあります。
この日は朝から暑い日でしたが、最も暑くなる2時頃までには作業を終らせたかったので、昼食後すぐ作業に取り掛かりました。作業を始めた頃にはポツポツと雨が落ち始めていましたが、本降りにはなりそうになかったので作業を続行、一時間ほどで完了しました。
作業完了後に写真撮影をすべく、トタン屋根の部分に座ったところ、ズボン越しに屋根の熱が伝わってきます。どうやら屋根の上は相当な高熱になっているようです。撮影を終えて立ち上がろうと思って片手を屋根の上に置こうとしたのですが、アッチッチッチとなって手を置くことができません。そこで、ヨイショと反動を付けて立ち上がりましたが、夏の屋根上での作業は要注意ですね。
アンテナの箱にはスカッとしたアンテナを建てろと書いてあるにもかかわらず、こんなグロテスクな姿にしてしまって、マスプロさんに怒られそうですね。
アンテナにこんなものを付けたせいで、ラジオからカラスの鳴き声が聞こえるようになったとか・・・、そんなことが起こらなければ良いのですが・・・。
(2011年7月6日追記)
カラスには効果があったのかも知れませんが・・・。
トンボの休憩所になってしまいました。こんな細いバンドの先っぽ、こいつら良く見つけるもんだ。まさに想定外。でもまあいいか・・・。
(2011年7月20日追記)
カラスの気持ち・・・
カラスは頭がいいので、仕返しされるかも知れませんね。
To be continued
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2011/07/03
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