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 安良町交通博物館
 2010/12/26
  新潟のテレビ史(番外編)

安良町交通博物館 管理人:安良町経由村上行き
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無断転載、二次使用等禁止致します。


 先ごろ総務省から発表されたデータによれば、2010年9月末時点での地デジの普及率は、新潟県が95.1%で都道府県単位で全国でトップであることが分かりました。地デジカが頑張ったおかげか、それともどーもくんの功績か、そんなことはどうでも良いのですが、機器更新によって古いテレビやアンテナが姿を消して行く中、果たして昔の室内アンテナで地デジが受信できるのかどうか実験してみることにしました。

 結論を先に言えば「電波状態の良いところでは受信できるし、悪いところでは受信できない」ということになるのですが、それでは面白くないので実際にテレビに接続して受信状態を確認してみることにしました。

スカパーのホームドラマチャンネルのロゴマークです。昔はこんな感じでテレビの上に室内アンテナを乗せてテレビを見ていたものですね。


一般的な室内アンテナです。数年前にハードオフで315円で購入したものです。

 VHFとUHFはそれぞれ300Ωのフィーダーが使われていますので、アダプタで75Ωに変換してテレビに接続します。テレビに接続するのはUHF側だけでVHF側のフィーダー線は宙ぶらりん状態です。ウサギの耳のような形をした2本のエレメントはVHF用ですから本来地デジには関係ないのですが、開き具合によってUHFの受信状態にも微妙に影響を与えるようなので微調整を行ないます。

実際に受信してみました。

 下渡山中腹に設置された村上中継局(出力1W)から直線で2kmちょっとでしょうか。ロケーション的には悪い場所ではないのですが、室内にアンテナを設置する場合は窓際におかないと全局均一なレベルを得るのが難しく、この写真のように窓際に設置してもほんの数センチ動かすだけでレベルが大きく変動します。そこでなるべく全局均一なレベルが得られるように微調整を行いました。下記はその画像です。(テレビはSONYのKDL-32J5000です)

NHK教育(14ch)


NHK総合(16ch)


BSN(18ch)


NST(25ch)


TeNY(31ch)


UX(33ch)


 今回の実験ではピーク値で55から57程度の数値が表示されました。天候などによる影響も少なく、地デジを受信するのには十分な状態です。ただし万一アンテナに触れて位置がずれてしまったことを考えると、単に番組を見るだけならば良いのですが、レコーダーにつなぐのには少々不安があるかなという印象です。ともあれ、こんなレトロなアンテナで地デジを受信するのは何とも妙な感じがするものですね。

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2010/12/26


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