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 安良町交通博物館
 2016/01/04
ハードオフだけとは限らないお買い物日記
ONKYO MDコンポ ニコイチ編(2)

安良町交通博物館 管理人:安良町経由村上行き
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画像クリックで大きな写真をご覧いただけます。

前回のあらすじ
寝る前にFMを気軽に聴けるものはないかと考えていたところでONKYOのFR-X7DVを発見。MDが故障している品物だったがFMを聴くという目的は達成できたのでそのまま使用していたが、徐々にMDの故障が気になり始めて、ニコイチできるものを探したところFR-9GXDVに出会う。そしてこの両者を合体するにあたって、作業の簡単なMDユニット交換を選択。その結果、上位機種であり製造も新しいFR-9GXDVをドナーとして、下位機種であり製造の古いFR-X7DVを生かすことになった。しかしやはり後悔の念は捨てきれずに…

結局もう一度バラすことになりました。

元旦に再びバラすことになったFR-9GXDV

 MDユニットを交換した後に、2月の不燃物の日に出すべく指定袋に入れて投げておいたものを再び取り出しました。どうせ捨てるんならその前に分解してCD/DVDユニットの取り出し方を確認してみようと思ったのですが、結局ここまでバラしてしまいました。MDユニットはこの写真には写っていません。勉強のためにCD/DVDのメカも細かく分解してありますが、単にユニットごと交換するだけであればここまでバラさなくても、次の項目の状態で交換することが可能です。

 この状態にするまではプラスドライバー1本で行けますが、CD押さえだけはサイズの小さなドライバーが必要でした。リアパネルのネジの本数が多いので非常に手間がかかりますが、ネジの種類は少ないので組み立ての際の誤使用の恐れは少なそうです。

CD/DVDユニットの交換

 CD/DVDユニットを取り出す要領が分かったので、前回とは逆にFR-X7DVをドナーとして、FR-9GXDVを生かす作業に入ることにしました。

故障により摘出されたCD/DVDユニットとMDユニットです。

 CD/DVDユニットはもっと細かく分解して交換する手もありますが、簡単に済ませるため丸ごと交換することにしました。ただトレイだけは製造年月日の捺印があるので、新しい方の機種に新しい方の日付が来るように配慮しました。

 CD/DVDユニットからピックアップAssyを取り出してみました。

 CD専用機の場合はKSS-213Cなどのピックアップが使われていることが多いですが、これはCD/DVD共用機なのでKHM280AAAというモーターと一緒になったタイプのピックアップが使われています。中国の通販サイトを利用すれば送料込みで1個10米ドル程度で入手できるようですが、不良率とかはどんなもんでしょうね。今回はまだまだ使える状態でしたので発注は見送りました。

捨てられる寸前で命を繋いだFR-9GXDV

実はこっちの方が表示器の劣化が少なく、ムラも少なかったのです。

FM長野受信中


CD


MD

 

MDユニットについて

 今回MDユニットを移植(結果的にはCD/DVDユニットを移植することになりましたが)に際して、KMK-260EE0というユニットを使っている(と思われる)機種を、画像検索などを使ってリストアップを行いました。以下は現時点で判明している機種の一覧です。

FR-155GX
FR-155AX
FR-7GX
FR-7GXDV
FR-9GXDV(FR-9GXも?)
FR-X7A
FR-X7DV(FR-X7も?)
FR-N3X

恐らく7品番が該当すれば9品番も該当すると思いますが未確認です。
上記の機種はKMK-260EE0が使われていると思われる機種ですが、ロットによって異なることも皆無とは言えないと思いますので、参考程度にとどめていただければと思います。

ワイドFM対応機種について

 このシリーズに関しては概ね2005年ころ発売のFR-N7,N9あたりまでが108MHzまで対応、その後は非対応またはアナログテレビ放送の1〜3chの音声のみ対応となって、最近のX-NFR7Xからまた対応するようになっているので、ワイドFMを念頭に置く場合は最新型、もしくは10年以上前の製品のいずれかを選んだ方が良いと思います。また今回購入したFR-X7DVやFR-9GXDVは、リモコンがないと90MHzから上の周波数の局の選局ができませんので、メーカーのホームページ情報や取説の内容を確認してから購入した方が良いと思います。

92.7MHzのBSN-FMを受信中です。10年以上前の機種ですが、リモコンも手に入るのであればこの時代の製品は価格も安いのでおすすめです。

 このラックはムサシなどで板や柱などバラで売られているものですが、高さも奥行きもこのシリーズにピッタリです。横に2台並べて置くことも可能です。

使ってみて

 D-052TXと組み合わせてみて、音質に関しては恐らくFR-X7DVもFR-9GXDVも変わらないんだろうと思いますが、気分のせいかFR-9GXDVの方が若干厚みのある音がするような気がします。でもそれは上位機種であるFR-9GXDVを生かすことができた達成感によるものだと思いますし、この時期は部屋のエアコンの音の大小によっても聴こえ方が違ってきますから、まあどちらも同じなんでしょうね、たぶん。

 前回の記事で人の声が結構リアルに感じられると書きましたが、その印象は変わっていません。また前回「キラキラしたサウンド」という表現を使いましたが、もう一歩踏み込んだ表現をするならば「なかなかエロい音がする」という感じがしますね。これは女性ボーカルに限ったことではなく、男性ボーカルやストリングス、ギターなど、「音」というより「音色」という表現がピッタリくるような印象を持ちました。パワーはさほど大きくないものの、音作りが上手いなあという印象です。

 今回は割と状態の良いものを2台見つけることができて無事ニコイチできましたが、このシリーズのジャンク品で部品が使えそうなものがあったら保守用として買っておいてもいいかなと思います。

しばらくはこのONKYO FRシリーズで楽しめそうです。

でも、ネジが2本余ったんですよね。もう一度2台とも分解してみて確かめたのですが特定できませんでした。両方から1本ずつ余ったのか、どちらか一方から2本余ったのかサッパリ分かりません。でも特に問題なく動いているのでまあいいか。だけどプロが見れば「トーシロがいじったな」と分かるんでしょうね。

おわり

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