ハードオフお買物日記(2011年12月11日)
SONY CDラジカセ CSD-EL201編
SONY CD STEREO RADIO CASSETTE RECORDER CSD-EL201(2004年製造)
2011年12月11日(日) ハードオフ村上店で購入。
ジャンク品(CD再生できました。カセットふた閉まりません)1050円
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1ヵ月ほど前に見かけたこの製品ですが、すぐに無くなったのでてっきり売れたのだと思っていたら、
単に場所を移動しただけでした。AIWAのCSD-EL200の後継機で、ロゴマークもAIWAのものが使われています。
外観は非常に良いコンディションで、表示部分も問題ありません。
表示部分の明るさは7段階から選ぶことができますが、一番暗くしても十分な程の輝度が保たれていました。
裏から見るとキャリングハンドルのネジ止めが丸見えです。
電源はAC100Vオンリーで、時計のバックアップ用として9Vの006Pを使用することができます。
アンテナの破損もなく非常にきれいな状態です。
ただヘッドフォン端子が背面に装備されているのが残念です。
その後SONYブランドとして発売されたCDF-E501などとはボタンの配置が若干異なります。
トーンコントールなども省略されているほか、
テープセレクタも省略されていることからも安価な製品であることが分かります。
SONYブランドのCDF-E501などではカセットの残量が分かるように、ふたに透明の部分がありますが、
このCSD-EL201には透明部分がないので残量確認がやや不便に感じます。
CD再生は、1曲リピートと全曲リピート、及びプログラム再生機能が備わっています。
動作確認
カセットのふたが閉まらないのは、ふたに付いている爪(ピン)が折れているのが原因のようです。
しかしカセットを入れて、ふたを手で押さえてやってもテープが回る気配がありません。
CD再生やラジオ受信、時計機能やタイマー機能などは正常に動作しているようです。
裏蓋を取り外してみました。
この状態にするのは裏蓋につながっている赤黒の電源コードのコネクタを必要があります。
中央に見えている緑色のジャックはヘッドフォンジャックです。
カセット駆動部分です。
購入当初はこのベルトが緩んでいたためにテープが走行しない状態でした。
適当なサイズのベルトがなかったので、以前YAMAHAのCD-2000のために買っておいたベルトを装着してみました。
サイズはかなり小さいのですがとりあえずテープは走行するようになりました。
ただサイズのせいかどうかは良く分かりませんが、速度が遅く感じられるのと、若干回転ムラが感じられるようです。
ベルト交換はこれ以上バラさなくとも、この状態で行なうことができます。
AM用バーアンテナは長さ80mmのものが使われています。
CD駆動部分です。
ピックアップはSONYのKSS-213Cが使われています。
このピックアップは色々な製品に使われていて安価で手に入るので安心です。
カセットのふたが閉まらないのは、やはりピンが折れているのが原因でした。
ピンが折れた形跡が残されていたので、その部分に1.8mmのドリルで慎重に穴を開けて、
直径2.5mm位の木製の綿棒の芯の部分を加工したピンを差し込んでみたところ、正常に開閉するようになりました。
とりあえず接着はせずに差し込んであるだけですが、強度は保たれているようです。
差し込み部分を多くするとカセットを入れたときに支障する恐れがあるので、若干飛び出る程度に抑えてあります。
このピンを金属製にするとさらに強度は増すものと思われますが、
受け側の磨耗が早まる可能性も考えられると思うので、やらない方が無難だと思います。
実際に使ってみて
直径77mmのスピーカーが使われているだけあって、結構厚みのある再生音が得られます。
置き場所によってはかなりこもったように聞こえることもありますが、
スピーカーの位置と耳の高さを極力合わせるようにすれば、非常に抜けが良く生々しい音が得られるようです。
トーンコントロールが付いていないのが非常に残念に思えますが、
使わなくてもそこそこの音質が得られているのが救いです。
ディスプレイが大型の割りに情報量が少ないのがやや不満に感じますが、
年配者まで広い年齢層の人の使用を考慮すれば止むを得ないことなのでしょう。
FM受信に関しては当地ではロッドアンテナだけではノイズ混じりにしか受信できませんが、
AM受信に関しては結構良好な状態で受信できるようです。
高級感こそありませんが、デザインが非常に秀逸で、色も昔のVAIOを思わせるものです。
外見がマニアックではないので、インテリアにも溶け込み易いと思いますし、
長く使っても飽きの来ない製品だという印象を持ちました。
ただし7年前のこのクラスの製品が1050円というのが安かったのか高かったのか、若干微妙ではありますが。
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2011年12月11日 安良町交通博物館