ハードオフお買物日記(2008年4月4日)2008年4月13日掲載
NEC CDプレイヤー CD-803編

NEC CDプレイヤー CD-803 (1982年頃発売 215,000円)
2008年4月4日(金)ハードオフ村上店で購入 1,050円(ジャンク品) 
状態表示:トレイ出ません
 画像クリックで拡大されます。

NECが発売したCDプレイヤーの第一号機です。当時の定価は215,000円、とても気軽に買える代物ではありませんでした。
スペック等はオーディオの足跡さんのホームページをご参照ください。
今回入手した品物には「トレイ出ません」という表記がありましたが、何度か操作を繰り返すうち、
極めてゆっくりですが開閉できるようになりました。



CDは垂直に挿入します。

CDを入れる際にはどうしてもCDのフチの部分を持たなければならないため、汚れが付きやすい難点があります。
この状態でOPEN/CLOSEボタンを押すと、ディスクが下にさがりながらトレイが閉まります。



操作部は極めてシンプルでメカニックなデザインです。

電卓のようなデザインというか、リモコンをそのまま本体にくっつけたようなデザインにも見えます。


動作確認

さて肝心の動作状態ですが、CDを入れても回転せず、認識もしない状態です。
ピックアップレンズは上下に動いているようですが、赤いレーザー光線が出ている気配もなく、
おそらくピックアップが死んでいるか、サーボ回路が死んでいるか、そんなところでしょう。
せっかくなので分解してみることにしました。


天板を開けてみる。

なんとこの部品の多いこと。基板が何層にも取り付けられ、配線の嵐です。画像クリックで拡大されます。



縦に設置された基板にも多数のICが装着されています。画像クリックで拡大されます。



コネクタをひとつひとつ手作業で取り付けていったのでしょうね。画像クリックで拡大されます。



当時はCDを再生するだけでこれだけ大掛かりな構成が必要だったのですね。画像クリックで拡大されます。



これは芸術品としか言いようがありませんね。画像クリックで拡大されます。

結局CDを読み込むこともなく完全ジャンクと思われるこのプレイヤーですが、
造り込みの豪華さを考えれば安易に捨てるわけにも行かないと思います。
たかがCDを再生するだけでこんな豪華な機械なんて二度と出ることはないでしょうね。
でもこんなに大きくて重いプレイヤー、いったいどこに置いたらいいものやら…。

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2008年4月13日
安良町交通博物館 管理人:安良町経由村上行き

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