ハードオフお買物日記(2006年9月16日)

トリオAM-FMステレオチューナー KT-2001A編

TRIO SOLID STATE AM-FM STEREO TUNER MODEL KT-2001A
2006年9月16日ハードオフ新潟松崎店で購入ジャンク品 1,050円

検索したところによれば発売は1972年頃、当時の定価は27,800円ということであった。
同じデザインのプリメインアンプのKA-2002Aとペアになるものと思われるが、
現代でも十分に通用するデザイン、というか最近の製品にはない重厚さが感じられる。
サイズはW352 X H117 X D295 (実測値:突起部分を含む)フルコンポサイズより一回り小さいサイズ。


  
2万円台の製品にもかかわらずサイドウッドを装備しており、重厚さは上位機種となんら遜色ない。



松崎店で発見したこの機種であるが、左側のサイドウッドに浮きが見られたほか、
正面パネルに黒い筋状のキズ?が見受けられた。
サイドウッドはボンドで補修可能な状態だったがパネルのキズはどうしたものか…と、しばし悩む。
しばらく眺めているうちにその筋状のものはキズではなく、前オーナーが選局に際の目安として、
鉛筆でマーキングを施したものではないかということが分かってきた。
案の定その筋状のものはキズではなく、コンパウンドで磨くことによって完全に消すことができた。


動作確認

通電の前に念のために内部の確認を行なった。そしたら基板上には埃がビッシリと堆積しており、
到底そのまま通電する気にはなれなかったので埃の除去作業を行なった。
ところがその途中で劣化していた半固定抵抗器2個を破損、回転部分が完全に外れてしまい復旧不能となってしまった。

その状態で動作確認を行なったが、受信はできるもののステレオにならない。さて困った。
ところが基板上に残った半固定抵抗器の一部をピンセットなどで短絡してやるとステレオ受信が可能になることが判明、
以前購入したKT-6005から急きょ部品を移植することにした。
破損した方の部品の定格(抵抗値)が良く分からなかったので厳密に言えば問題があるものと思われるが、
部品を移植後に調整を行なったら無事ステレオ受信できるようになったのでそれでOKとした。
2個破損したうちの1個は場所の関係で移植が難しそうであり、
聴感上の不具合は感じられないこともあってそのままにしてある。
なおFM STEREOの表示灯が点灯しなかったので他社の似たようなランプと交換作業を行なった。





背面パネルの様子

FMアンテナ入力は75Ωと300Ωの2系統を装備しているがネジ式のために装着性は悪い。
音声出力は固定の1系統のみ。この製品にもAC100V/117Vの切り替えスイッチが装備されている。


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2006年10月29日
安良町交通博物館 管理人:安良町経由村上行き

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