●村上〜新潟 高速バス開業記念  村上営業所に集う路線バスたち(2002年10月19日掲載)

日本海東北自動車道(日東道)の中条延伸にともない、2002年10月21日(月)、
村上営業所〜新潟県庁間に一日4往復の高速バスが登場します。
高速道路建設の凍結論議により村上までの延伸時期が不透明な中、
中条〜村上間は一般国道7号線を経由する形での登場となりますが、
新潟交通さんにとっては大英断だったに違いありません。

開業を2日後に控えた10月19日(土)、村上営業所に登場した高速用のバス停を撮影していたところ、
関係者の方が声をかけてくださり、2台並んだピカピカの新車を見せてくださいました。
このコーナーではその2台の新車と、勢ぞろいした路線バスの写真をご紹介致します。

九日市バス停は2003年2月1日のダイヤ改正で廃止となり、
約1km新潟寄りの「道の駅・神林」構内に、「道の駅・神林」バス停が新設されました。
これにより神林近辺からの「パーク・アンド・ライド」による利用が容易となりました。

廃止になった九日市バス停は、看板自体が撤去され完全消滅しました。



村上営業所の外には大きな看板が。開業まであとわずかです。これと同じデザインの幕が、車両のフロント部分にも取りつけられています。



既存のバス停に高速の表示を書き加えたのでしょうか。それとも新設したのでしょうか。「小岩内」の「小」の字の一部が欠けています。




JR岩船町駅近くの国道7号線にある「九日市」バス停です。免許センター線休止以来、
撤去されずにあったものが、久々のカムバックになります。村上営業所発時刻+9分と、細かく刻んできましたね。
(2003年1月31日をもって廃止されました)



国道7号線を挟んで向い側には下りのバス停があります。ここを高速バスが通るのももうすぐですね。
(2003年1月31日をもって廃止されました)看板撤去後の写真は↓です。



上の写真と全く同じアングルで撮影した写真です。看板自体が撤去され、何もなくなってしまいました。
免許センター線休止の際にも撤去されずにいましたが、今回、完全撤去となりました。2003年3月9日掲載。




下り車線側にある降車専用のバス停です。到着時刻は書かれていませんでした。とてもシンプルで分かり易い表記ですね。
(2003年1月31日をもって廃止されました)




降車専用のバス停にはこんな表示がありました。
(2003年1月31日をもって廃止されました)



九日市バス停廃止に伴って2003年2月1日に新設された「道の駅・神林」バス停です。
パークアンドライド方式の利用に便利なのですが、実際の利用数はといえば…、もっとPRしてね。2003年3月9日掲載。




長井町バス停は従来、村上営業所へ向かう車線に設置されていましたが、
10月19日、反対側の新潟へ向かう方の車線に移設されました。新たに作った割りには旧式の看板ですね。
2003年3月9日掲載。



「九日市」バス停は片面のみ表示されており、
新潟方面から見た場合は何も書いていない白いバス停に見えました。
また「長井町」バス停はこれまで村上方面に向かう車線に設置されていましたが、
10月19日、新潟へ向かう方の車線に移設されました。形状は「九日市」等とは異なり、
旧型の丸いタイプのものが新設されました。従来の村上に向かう方の車線のバス停は撤去されました。




2台並んだピカピカの新車、231と232です。もうすぐ運行開始です。



奥に見えるのは予備車ではなく、スクールバス用だそうです。新潟22か・833です。



新潟200か・231



新潟200か・232

乗車定員は補助席も含めて約60席とのことでした。もっと少ないかなと思っていましたが、
JRの特急電車1両分とほぼ同じくらいの定員のようです。車内の様子も見せてくださるとおっしゃったのですが、
それは実際に乗車してみてのお楽しみということで、今回は外見だけを見せていただきました。





左は予備車の新潟22か・983、右は新潟22か・361(G361-N)です。どちらも相当に年季が入っていますね。
361の方はこのあと下関に向けて発車して行きました。





まさに「なまずの寝床」状態になった村上営業所。
幕をつけているため「北」のエンブレムが見えず、本社で活躍していた当時のような感じですね。




左 G866-I  右 G662-I
今回見た「なまず」の中では662だけに「ワンマン」の表示がありました。
また「冷房車」のステッカーと、運転席側のミラーの形状が異なっています。




左 G899-I  右 G867-I
899には「後のり、あと払い」のステッカーが貼られていません。
899の運転席の後ろには、何と!「中央循環」のプレートが見えます。歴史の生き証人てやつでしょうか。




左 G871-I  右 G868-I
868には「後のり、あと払い」のステッカーを剥がしたような跡があります。




左 H171-M(元都営) 右 G785-N



これだけ「なまず」が並ぶと壮観ですね。



左 H172-M(元都営)  右 新潟22あ・106 車検明けのようですね。下関の車両でしょうか。



G865-I



下関へ向けて出発して行くG361-Nです。長井町にて。


村上営業所所属車両(2003年03月09日現在)
G515-M(2002年11月廃車の模様) 
G662-I G785-N G865-I G866-I G867-I G868-I G869-I G870-I
G871-I G876-I G899-I G1405-N H81-M(元東急)  H171-M(元都営) H172-M(元都営)
新潟200か・231(高速バス) 新潟200か・232(高速バス) 新潟22か・983(高速予備車)

こんな古い写真も出てきました。2003年1月5日追加


1980年の村上営業所です。不二家や旅行センター、郵便局などまだありません。
もちろん赤屋根のバスなどなく銀バスのオンパレードです。




新2あ42-55 猿沢経由村上行きです。場所は北線通りの真電の前。
この車両は中ドアタイプのようですね。1980年3月、バックの山には残雪も見える頃の撮影です。
バスの直後には教習所の車も見えますね。


旧型車の宝庫だった村上営業所も様変わりしてしまったものです。
でも今ここに集結している「なまず」たちは、新潟交通の一時代を築いた名車です。
いつまでも元気で活躍して欲しいものです。

こうして開業の準備が着々と進んでいます。開業が日曜日ならば第一便に乗車したいところですが、
残念ながら開業は月曜日です。なるべく早い機会に乗車して新車の乗り心地を味わってみたいと思います。

最後に、今回開業前のあわただしい中、わざわざお声をお掛けいただき、
車庫までご案内くださいました関係者の方に、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

初乗車のレポートは→村上高速初乗車顛末記 2002年11月23日掲載

新潟行き高速バス時刻表(2003年2月1日改正)

村上(営)発 → 新潟(県庁)着 新潟(県庁)発 → 村上(営)着
 6:40 →  8:10 月〜金 10:20 → 11:50 毎日
 8:00 →  9:30 毎日 12:20 → 13:50 毎日
 9:00 → 10:30 土休日 16:20 → 17:50 土休日
13:00 → 14:30 毎日 17:20 → 18:50 月〜金
15:00 → 16:30 毎日 18:20 → 19:50 毎日

2003年2月1日のダイヤ改正により、平日7:00村上発の便が6:40発に繰上げとなりました。
新潟への通勤客への配慮と思われますが、できれば土曜も運行して欲しいものです。
新潟への通勤客のすべてが週休2日制とは限りませんし、
土曜の運行がないからバスに切り替えられない人もいるのではないでしょうか。

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2002年10月19日 安良町経由村上行き

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