アルビレックス新潟は天皇杯2回戦で高知大学に勝利し、3回戦進出を決めました。
3回戦は仙台スタジアムでベガルタ仙台との対戦です。
来期J1昇格を決めたアルビレックス新潟と、逆にJ2降格が決まったベガルタ仙台との対戦、
いったいどんな対戦になるのでしょうか、ドキドキワクワク。
チケットは既にe+で購入済み、アウェイ側の指定席なのですが通路に面した席です。
もしもベガルタサポに囲まれるようなことがあれば逃げりゃいいさ。
JRのチケットも購入済み、今回は米坂線経由で行くことにしました。
行程はこんな感じです。
(12月14日)
村上 704-(1926M)- 716坂町
坂町 720-(1124D)- 1000米沢
米沢1009-(奥羽本線108Mつばさ108号)- 1043福島
福島1050-(東北新幹線やまびこ155号)-1115仙台
JR仙台-(徒歩)-地下鉄仙台
地下鉄仙台1130頃-(南北線)-泉中央1150頃-(徒歩)-仙台スタジアム1200頃
仙台スタジアム1500頃-(徒歩)-泉中央-(南北線)-地下鉄仙台1600頃
地下鉄仙台-(徒歩)-JR仙台
仙台1643-(東北新幹線Maxやまびこ62号)-1708福島
福島1717-(奥羽本線119Mつばさ119号)-1750米沢
米沢1827-(3823Dべにばな3号)-2032坂町
坂町2040-(945M)-2053村上
雪で米坂線が遅れなければいいけど・・・ちょっぴり不安です。
出発
村上駅到着前、朝食を買うために駅前のローソンに立ち寄る。
ところが弁当類はほぼ全滅、おにぎり一個しか残っていない。
なんじゃこりゃ?と思いつつも、おにぎりとパン、熱いお茶を買って1926Mに乗り込む。115系の7両編成。
坂町で米坂線の1124Dに乗り換える。キハ47とキハ52の2両編成、迷わずキハ52-130に乗り込む。
気動車に乗るのはいつ以来だろうか、ましてやキハ52に乗るなんてエライ久しぶりである。
車内はキレイにリニューアルされているものの、車体の幅や窓の大きさなど、
旧型車の雰囲気が十分に感じられる。こりゃいいや。
坂町を定刻に発車、線路のジョイント音も軽やかに加速して行く。
幹線では決して味わうことのできない雰囲気、ローカル線っていいなあ。
途中、羽前沼沢付近では10センチ程の積雪が見られたものの天候はおおむね良好、
心配されたダイヤの乱れもなく内心ホッとする。
米沢到着
米沢到着を告げるアナウンスが入る。
「まもなく米沢に到着します・・・。お乗換えのご案内を致します・・・。
なお山形新幹線ご利用のお客様にあらかじめお知らせ致します・・・」ゲッ、まさか・・・、
「本日福島駅での信号故障のため山形新幹線のダイヤが乱れております。
詳しくは駅の案内放送でご確認ください」
こんな米沢到着直前になって言わなくてもいいじゃん、もっと早く分かってたんでしょ?何で今ごろ言うのよ。
ここまで順調に来たのに・・・、とりあえず米沢駅の案内放送に注意してみようか。
そして米沢到着、案内放送は・・・、なあーんにも聞こえない。いったいどんな状況になってるんだ?
でも1番線のつばさ号乗り場には乗客が並んでるし、たいしたことないみたいだな。
そしてつばさ号到着直前になってようやく案内放送が入る。
「本日福島駅での信号故障のため、つばさ号は福島止まりとなっております。
東京方面へは福島でお乗換えお願いします。
なお列車は前の駅を時刻通りに通過しております」
前の方の客からは、つばさ号が東北新幹線のホームに入ることができないといった声も聞こえてくる。
ということは東北新幹線と山形新幹線が併決できずに単独で運転しているということか、ま、何とかなるだろう。
米沢発車
つばさ108号東京行き、いや福島行き、米沢を5分遅れで発車。
福島で下りの東北新幹線には間に合わないかも知れないが、
東北新幹線は何本も出ているから、まあいいか。座席に置いてある情報誌に目を通しながら雪景色を眺める。
福島駅は在来線のホームに入るということだが、乗り換えにはさほど支障はないだろう。
板谷付近に差し掛かった頃、なぜか減速が始まった。中継信号機は横一線(停止)を示している。もしや・・・。
板谷臨時停車
車内アナウンスが入る。
「福島駅のホームに入っています電車が発車した後に、この電車も発車します。しばらくおまちください」
しばらく待つ。
「庭坂駅にも電車が停まっております・・・、しばらくお待ちください」
しばらく待つ。
「福島駅で信号故障が発生しました・・・、しばらくお待ちください」
待ちくたびれた。
山形新幹線はこの通りの状況だとしても、東北新幹線や他の路線は正常運行してるんだろうか?
もしも戻るとしたらどのルートを通ったら確実なんだろうか・・・、
聞きたいことは山ほどあるのに車掌は車掌室にこもりっきりで全然回ってこない。時々放送が入るのみ。
携帯電話を手にした人が何人もデッキの方へ出て行く。
マナーマナーって言うけれど、緊急時や異常時には車内で通話しても差し支えない気もするが。
またまた案内放送が入る。
「当、板谷駅周辺は携帯電話、公衆電話ともに電波の届かない状態になっております。ご了承お願いします」
なすたや?ケータイの電波の届かない場所で臨停させるなや!
板谷発車
50分くらい遅れて板谷を発車、このまま行けばキックオフに間に合うかどうか微妙な状況。
でも帰りはどうなるんだろうか。夕方にはダイヤも復旧するような気もするが・・・、でも万一ってこともあるし、
帰りの「べにばな」に乗り遅れたら帰れなくなってしまうし。
明日が休みならどこかで一泊してもいいけど、明日は月曜だし。
こんなこと想定してなかったから時刻表なんて持って来てないし、バスの時刻も調べて来てないし、
仙台から仙山線で山形へ出たとしても、山形新幹線が乱れていれば、うまく接続できるか分からないし。
大宮経由で上越新幹線で帰るだけのお金なんて持って来てないし・・・トホホ。
あるのは手元の情報誌の巻末についているJR東日本管内の路線図だけ。しばし考え込む。
福島で戻って来るにしても、米沢まで無事に戻れるかどうか、戻れても米坂線の接続があるかどうか・・・、
郡山へ出て磐越西線で戻って来た方が確実な気もするけど、んー困ったもんだ。
福島到着
結局55分遅れで福島に到着、ホームには乗客が並んで待っている。どうやらすぐ折り返すみたいだ! よし帰ろう!
いったん下車し、福島駅の係員に旅行を中断して発駅に戻るので精算をお願いしたい旨を伝える。
福島駅の係員の指示で、このまま戻って村上駅で精算することにする。
福島まで来た分だけ差し引かれるのか、全額返金してもらえるのか、微妙なところである。
完全に不通になっている訳ではないし、2時間以上遅れている訳でもない。
帰りの列車の運行に不安があるから戻るということだから、福島までの分を差し引かれても文句は言えまい。
帰途
福島から下り山形行きのつばさ107号に乗る。やはり30分以上遅れているようだ。
車内放送では、各駅での接続は分かり次第、放送するとのこと、ホットコーヒーでも飲んで気持ちを落ち着けよう。
米沢到着
米沢到着前に放送が入る。どうやら坂町行きが待っているらしい。乗り換えが終わり次第発車するとのこと。
米沢では係員が米坂線に乗り換える客を一生懸命誘導している。こりゃ弁当を買うヒマもない。
でも待ち時間なしに乗車できるとはありがたい。来る時とは別のキハ52に乗車、すぐに発車。
隣のホームには急行色に戻された58系2連が停まっていた。
米沢発車
12:16発の坂町行き1127Dは8分ほどの遅れで米沢を発車、
しかしこの車掌は各駅の到着時刻を一切案内しなかった。
坂町まで2時間と少しかかるとして、新潟13:27発の村上行きに多分間に合うだろう。
列車は順調に遅れを回復しているらしく、小国では列車交換のために数分間の停車。
小国を出た時点で「この列車は時刻通りに運転しております」という放送が入る。とりあえずホッ。
坂町到着〜発車〜村上到着
1127Dは定刻通り14:32に坂町に到着、14:35発の村上行き935Mに乗車、14:48村上到着。
このあと事情を説明して精算を依頼する。特に全額の払い戻しを要求した訳ではないが全額返金してくれた。
ラッキーである。
福島駅の信号故障の影響で山形新幹線のダイヤが乱れたことは、村上駅あたりまでは伝わってなかったみたい。
あんまり関係のない路線だし。
さて家へ帰って3時からのBSでの放送でも見るかと思って駅の外へ出ると、ちょうどバスがやって来た。
「安良町経由村上」行き、おお、おれのハンドルネームを真似したバスだな!(笑)
と思いつつ、整理券を取って飛び乗る。村上営業所所属のG869-I(新潟22か869)いわゆるナマズである。
すぐに降りるのでじっくり車内を観察するヒマはないが、運賃表示機を取り外した場所だけ色が変わっていて痛々しい。
えーと、運賃表は・・・と車内を見渡すが、どうも見当たらない。ありゃりゃ。
そうこう思っているうちに2つめのバス停の「NTT前」に到着、ここから家まで5分かからないほどの距離である。
ウテシさんに運賃を尋ねたら150円とのこと、カードは使えないので現金で支払って下車。
こうして天皇杯3回戦、ベガルタ仙台戦の観戦旅行は思わぬ形での終結となりました。
帰ってからBSを見たら凄くいいゲームだったみたい。ああ、生で見たかったなあ・・・。
JRの運行情報を見たらもう復旧しているみたいだし、あのまま行程を続けても帰って来られたかも知れないけど、
でもまあ、たまにはこんな旅もいいかも知れませんね。
でも今日は疲れました。
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