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 安良町交通博物館
 2015/01/01
103円スピーカースタンド製作記

安良町交通博物館 管理人:安良町経由村上行き
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 2012年に購入したSONYのブラビアの音質があまりにも悪いので、外付けスピーカーの使用を検討してきたのですが、なかなか適当なものが見つからずにいました。

 2014年の暮れ近く、村上のハードオフへ行ったところ、SONYのSRS-D5というアクティブスピーカーが置かれていたので購入、値段は3240円でしたがこれがテレビの内蔵スピーカーとは天と地ほどの差があります。それに気を良くしてスタンドの作成にとりかかることにしました。

作成条件はだいたいこんな感じです。
 (1)高さは40センチから60センチくらい。
 (2)底板より天板が一回り小さいこと。
 (3)材質は特に問わず。
 (4)なるべく安く

 材質にもよりますが、まあ安く見積もっても加工費(切断料金)も含めて1000円以上はかかるでしょう。

ところが・・・

謎の袋の正体は?

 実はこれ、村上のムサシで売られているもので、カット等の際に発生した端材を工作や焚きつけなどに利用するためのもので、袋に詰め放題で税込み104円(実際には103円でした)というものです。当然サイズも形もバラバラなことが多く、数日前に見たときも形の揃ったものがなかったのですが、今日はたまたまスピーカースタンドを作るのにちょうど良いサイズの端材が見つかりました。


 焚きつけに使うのであれば目いっぱい詰め込むのですが、工作用なので必要な分だけ袋に入れました。

これに鉛筆で位置を書き入れて、


木工用ボンドで接着すれば完成です。

天板サイズは奥行き約230mm x 幅約125mm
底板サイズは奥行き約230mm x 幅約180mm
高さは全体で約525mm、12mm厚のもので、材質はラワンベニヤだと思います。

 端材ですのでささくれ立っていたり汚れていたり、小さな穴が開いていたり様々ですが、別に売り物にするわけでもなし、テレビ用のスピーカースタンドとしてはこれで十分です。

 製作のポイントはネジや釘を一切使わずに接着剤だけで組み立てることですかね。こうすることによって、不要になった時にはハンマーでゴン!と一発叩くだけで簡単に分離でき、廃棄も容易というわけです。

これにSRS-D5のサテライトスピーカーを乗せるとこんな感じになります。

 この製品はL側にアンプと操作部が組み込まれていて、電源、音量、サブウーファーの音量を操作する仕組みになっています。このサブウーファーがかなり高品質で、切れの良いタイトな低音を聴かせてくれます。サブウーファーのボリウムは普通に使うには10時か11時くらいの位置で十分で、よほどの低音マニアでない限りはこれで十分だと思います。

 一方サテライトスピーカーの方は超高域まで出ているという感じではありませんが、なかなか爽やかな音を聴かせてくれます。ただしパンチ力はあまり感じられないようですね。また取り付けた直後は少しこもった印象を持つと思いますが、恐らく内蔵スピーカーのポケットラジオのような極めて明瞭度の高い音と比較してしまうからであって、慣れれば決してこもっているようには感じられなくなります。

 ただし音が良くなった分だけソースの音の良し悪しも分かるようになりますね。テレビの音楽番組でも、高音が伸びている番組や、そうでない番組などが明確に分かるようになりました。

 もちろんオーディオスピーカーのような高音質を望めるものではなく、テレビの機種によっては効果が感じられない場合もあるかも知れませんが、電源がテレビの音声出力に連動することもあって、手軽に利用することができます。本格的なホームシアターなんてイラネ、5.1ch? それって食べられるの?という方にはお勧めの製品だと思います。このスピーカーのおかげで2014年の紅白歌合戦は久しぶりにほぼ全編リアルタイムで見てしまいました。

というわけで103円スピーカースタンド製作記はこれにて完了です。

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