●「懐かしの急行佐渡」号

2003年6月21日(土)と22日(日)の2日間、上野〜新潟間に「懐かしの急行佐渡」号が運転されました。
21日は下りのみ、22日は上りのみの運行で、車両は上沼垂運転区の165系M2+M3編成の6連を使用。
3月まで「ムーンライトえちご」号に使用されていた車両ですが、
なんとピカピカの湘南色に塗り替えられての登場となりました。
おまけに原型の大型ヘッドライト装備車とあって、往年の「佐渡」を彷彿させる姿です。
車内はムーンライト時代のリクライニングシートのままですが、
もしも「佐渡」が存続していたらこんな姿になっていたかも知れません。

(写真はすべて6月22日に新潟駅で撮影)

MINOLTA α-7+AF24-105/3.5-4.5(D)
シャッター優先AE(1/250秒)フジカラーSUPER400

当日は村上7:04発の新潟行き1926M(115系7連)に乗って新潟へ向かいました。
日曜のため7両編成ではいささか輸送力過剰気味です。


新カヌM2+M3編成が湘南色に塗り替えられて新潟駅6番線へ帰って来ました。

両編成ともにデカ目で往年の「急行佐渡」を偲ばせます。ヘッドマークも誇らしげですね。
同じホームの7番線には「SLばんえつ物語」号が停まっていました。



6番線に停車中の急行佐渡号

5番線に到着した長岡からの電車がすぐに移動すると思いきや、なかなか移動せず、
その電車が移動するのを待って撮影しました。
このあたりはカメラマンでものすごく混雑しており、
まともにカメラの水平を取るのもままならず、傾いた写真をトリミングしての掲載です。




新潟色の115系との顔合わせです。
奥の方に停まっているのは「SLばんえつ物語」号です。



往年の12〜13両編成から見れば物足りない気はしますが、
撮影するにはちょうど良い長さですね。


国鉄車両の重厚さが存分に楽しめます。


湘南色デカ目同士の連結部(;´Д`)ハァハァ


佐渡の観光キャンペーンに来ていた「佐渡島むすめ」です。

最初はテーブルのところでパンフレットを配っていましたが、
いつのまにか撮影会状態になっていました。(;´Д`)
ハァハァ



ホームではたくさんのファンが見つめています。
奥にはC57の姿も見えますが、今日の主役は165系です。



165系にこのヘッドマーク、見事に決まっていますね。
列車番号札もかっこいいです。


「SLばんえつ物語」号のコンパニオンでしょうか。佐渡と一緒にパチリ!記念撮影です。


あんたら「佐渡」なんて乗ったことないだろう。(;´Д`)ハァハァ



みんな撮影に熱中していました。
それにしてもデジカメの多いこと。



もうすぐ発車です。
「佐渡」の乗り納め、存分に楽しみましょう。


9:11定刻に上野へ向けて発車して行きました。


この車両、また新潟へ戻ってくることがあるのでしょうか。

このあと9:26発の「SLばんえつ物語」号の発車を見送って、
9:41発の村上行き929M(E127系2連ワンマン)に乗って帰途につきました。


この車両は7月中旬まで首都圏でのリバイバル列車に使用される予定ですが、
その後はどうなるんでしょうか。やはり廃車の線が濃厚なんでしょうかね。
せっかくピカピカに塗り直したんですから、しばらくは波動用として残して欲しい気もしますが…、
それが無理なら上沼垂運転区構内のクハ181の様に、なんとか先頭車だけでも保存して欲しいですね。

急行「佐渡」の廃止に伴って165系が通勤列車に使われ始めた当時、
こんな乗り降りが不便な電車なんて早くなくなって全部115系になればいいと思っていました。
でも今となってはまったく古さを感じさせず、非常に重厚で存在感のある車両です。
21世紀になって3年目の現在まで、この車両が残っていたこと自体が奇跡なのかも知れません。

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2003年 安良町経由村上行き

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