●電車写真館(越後交通編) 1973年4月15日

(2002年初掲載、2012年7月24日画像及び記事更新)


このページでは悠久山〜栃尾間で走っていた越後交通栃尾線(とってつ)の様子をご紹介します。
幅の狭いナローゲージの線路におもちゃのような車両が揺れながら走っていました。
すべての写真は1973年4月15日、悠久山〜長岡間、上見附〜栃尾間の営業最終日に撮影したものです。

掲載した写真はハーフサイズのネガ(サクラカラーN-100)をスキャン後に画質補正しています。
古い写真のためお見苦しい点が多々あると思いますが、どうかご容赦お願い致します。
なお掲載の写真の順番は撮影の順番に合わせてあります。
(画像クリックで1280サイズの画像をご覧頂けます)
また当日の走行音をお聴きいただけます。いちばん下をご覧ください。



恐らく栃尾駅へ向かう途中だと思うのですが・・・

反対ホームの駅名標を拡大してもどこの駅なのか良く分かりませんでした。
そもそも当日はどこから乗ったのか、上見附から乗ったのか長岡から乗ったのか、
今となっては全く記憶にありません。


栃尾駅2番線に到着しました。

たぶんこれに乗って来たのでしょう。 モハ212


駅前に出てみました。

左隅の親子はいかにも昭和40年代という雰囲気ですね。
反面右隅のOLさんか学生さんかの姿は今とさほど変わらないように見えます。
右隅の仮設トイレのようなものは公衆電話ボックスです。
後に防犯対策のために四面ともにガラス張りになりましたが、
当時はまだこのように外からは見えにくい構造でした。


刈谷田川? 西谷川? 正面に見えるのは守門岳?



正面に見えるのは恐らく栃尾城址と思われますが・・・

ペプシの看板には馬場商店という文字が読み取れます。



駅へ戻ってみると、栃尾城址の近くまで行って来たにも関わらず、まだ先ほどの車両が停まっていました。



お気に入りの一枚です。

サハ306


反対側からの撮影です。

先頭からモハ215-サハ306?-サハxxx?-モハ212



モハ215を真正面から撮影。



間もなく発車時刻です。



長い警笛を鳴らして発車。



ぐんぐん接近して・・・



目の前を通過して行きました。



再び町へ出てみました。

いったいどこだろう・・・左側に見えるのは栃尾高校?それとも別の建物?
手前の道路は狭くはないもののガードレールもなく、夜は怖かったでしょうね。
(2012年9月20日追記)
このページをご覧になった方から、上記建物は栃尾市役所(現長岡市役所栃尾支所)庁舎である旨のご連絡をいただきました。
現在もこの形のまま残っており、塔屋の部分は展望台ということになっているそうですが、残念ながら一般開放はしていないとのことでした。
この場をお借りしまして情報提供御礼申し上げます。


再び駅へ戻ると、別の車両が到着していました。モハ207

茶色の客車と貨車らしい車両も見えますね。
車両の近くに映っている少年は、当時の自分と同じような年頃と思われますが、
この日に撮った写真を大切に持っているといいですね。


フィルムはこのコマで終っています。

多分この列車で帰ったんでしょうね。





撮影当日(1973年4月15日)に録音したテープをストリーミングでお聴きいただけます。


(1)太田〜上北谷間 乗車録音 WMA形式 4分36秒 恐らく一番上の写真の列車の乗車音と思われます。

(2)栃尾駅発車 WMA形式 1分00秒 モハ215を先頭にした列車の発車音です。

(3)楡原〜上北谷間 乗車録音 WMA形式 4分56秒 帰りに乗った列車ですが、乗客で混雑していて苦労して録音した記憶があります。

(3)の途中でポンポンという音が入っているのはマイクに物が当たった時のノイズです。
また終了近くで音が途切れる箇所がありますが、古い音源につきご容赦ください。













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2002年初掲載 2012年7月24日画像及び記事更新 安良町経由村上行き

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