●三面ダム訪問記(2006年5月6日掲載)

別に行こうと思って行ったわけじゃないですけど、
縄文の里へ行く途中で、そういえば廃止になった三面ダム下のバス停はどうなったかなあと思って、
橋を渡ってダムの方へ行ってみました。そしたらそこには何と、
7ヶ月も前に廃止されたバス停の看板がそのままの状態で立っていました。


もう二度とバスの来ることのない三面ダム下バス停(2006年5月6日)

車を走らせていて一瞬目を疑った。まさかバス停の看板がまだ残っているとは。
廃止から7ヶ月、撤去されずに残っているバス停はまだ真新しく、今にもバスのエンジン音が聞けてくるような錯覚が。
看板を新調したばかりで廃止になったということは、突然の廃止決定だったということだろうか。
ザーザーというダムの音に混じって山々からは小鳥のさえずりが聞こえてくる。
看板のポールの背後に微妙に見えているのは自分のクルマ。動かすの面倒くさいのでそのまま撮影した。


地面には昨年10月のバス停廃止及び行き先変更を告げる貼り紙が無残な状態で落ちていた。

時刻表は既に剥がれ落ちており、ベニヤだけがむき出しになっていた。
何か痕跡でもないかと思って草むらを探ってみると、半年前に掲示されたと思われるお知らせが無残な形で落ちていた。
おそらくこの状態で数メートルの雪の下になっていたに違いない。この状態では拾ってくる気にもなれない。

このまま夏を迎え、また冬になって雪の下に埋もれてしまうのだろうか。


このまま帰るのも何なのでダムの方へ行ってみることにした。
バス停跡地からは車で3〜4分程度だろうか。三面ダムが見えてきた。

ダムの上は広い通路になっている。


画面左側がダム、右側がダム湖になっている。
三面ダムに来るのは初めてだが、こんなに立派な通路があるとは思わなかった。

通路の手前(画面では奥の方)には数台分の駐車スペース確保されている。


三面ダムの上の通路から下を見下ろすことができる。

目が眩みますう。写真撮ってても足が震えます。


画面右上に見える道路のカーブの部分がバスの折り返し場だった場所である。

今になって思えばこんな所まで毎日バスが来ていたこと自体が信じられない。

向かって左側の道路は一般の車は入ることはできないようだ。



こちらはダム湖側。

水量は多いがとても穏やか。


桜は既に葉桜の状態に。

もう1週間も早く来れば満開の桜を見ることができたかも知れないと思うと少し残念。
桜の季節を過ぎて新緑の季節への移行が進んでいるようだ。

縄文の里からダムまでは車で10分以内、三面ダム下バス停跡地からは4〜5分程度であろうか。
道路は思ったほど狭くはなく、急カーブや急勾配も少なめだった。
大型バスが通らなくなった現在では冬以外は比較的安心して通行することができそうだ。

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2006年5月6日 安良町経由村上行き
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