ハードオフお買物日記(2009年4月26日)2009年8月17日掲載
KENWOOD CPプレイヤー DP-990SG編
KENWOOD COMPACT DISC PLAYER DP-990SG(1987年発売 定価69,800円)
2009年4月26日(日)ハードオフ紫竹山店で購入(リモコン付き)。 ジャンク品(動作しました)5,250円
久々に訪れた紫竹山店のジャンクコーナーに鎮座していたのがこのDP-990SGというプレイヤーです。
価格は5250円とジャンクとしては割高でしたが、この当時のKENWOODの製品は
比較的評価が高いように記憶していたために思い切って買って帰りました。画像クリックで拡大されます。
見た目は非常に高級感がありますが…。画像クリックで拡大されます。
1987年当時の製品で定価は69,800円と、思ったよりも安い製品のようです。
この上位にはDP-1100SGという89,800円の製品がラインナップされているようです。
全体的にまずまずのコンディションでした。画像クリックで拡大されます。
サイドウッドは最初から取り付けられていません。
値札で隠れた場所に気になるキズが…。
選局ボタンの上部にやや気になるキズがありますが、値札に隠れていたようで買うときには気付きませんでした。
それ以外はパネルにくすみがありますが、全体的にはまずまずなコンディションです。
ただし選局ボタンの下部にある"PLAY MODE"ボタンの左端の
"TRACK"ボタンの照明が切れていました。(上の写真は修復後の写真です)
動作確認
おニャン子のCDで動作確認するなんて情けない!けしからん!という話はさておき…、
この機種が発売された1987年はちょうどおニャン子クラブが解散した年ですから、
もしも当時この機種を買っていたとしたらおニャン子のCDをかけていた可能性もある訳で…。
まあ当時の雰囲気を味わえれば良いかと。
さて肝心の動作に関してですが、トレイの動きやCDの読み込みも正常で、
数枚のCDをかけてみましたが特に不具合はないようです。
ヘッドフォン出力とLINE出力(可変)はリモコンで操作することが出来ますが、
レベル表示が5段階しかないために使い勝手はいまいちです。
カバーを開けてみる。
この上位機種のDP-1100SGはトランスが2個(アナログ用+デジタル用)使われているようですが、
このDP-990SGには1個しか使われていません。
基板は2段構造になっています。
上段がアナログ回路で下段がデジタル回路でしょうか。画像クリックで拡大されます。
オペアンプにはJRCの4560DAが6個と、5532DDが2個使われています。
画像クリックで拡大されます。
"TRACK"ボタンの照明の交換作業
オークションサイトなどの記述の中に"LED切れ"という表現のものが見受けられましたが、
実際にはLEDではなく小型の麦球に青いキャップを被せたものが使われていました。
ちょうどオークションで適合すると思われる麦球の出品があったため、
休みを利用して交換作業を行ないました。
切れているのは1個だけでしたが明るさを合わせる意味で4個全て交換しました。
使用したのは6Vの麦球で、価格は10個で250円と格安でした。
無事交換作業が終了しました。
実際にはこの写真よりも暗い(濃い)感じに見えます。
この写真で点灯している麦球の下部にあるタクトスイッチが接触不良を起こしていたため、
以前買っておいたスイッチ(1個40円)に交換しました。
前面パネルを取り付けるとこんな感じになります。
4個全て交換したために明るさも揃っていていい感じです。
交換した部品です。
リード線の長い麦球4個は使用前のものです。
リード線部分を除いた本体部分の大きさは約3mm X 7mmと、
マッチの頭の部分と同じくらいの大きさです。
インシュレーターにも力が入っています。画像クリックで拡大されます。
上位機種のDP-1100SGに採用されている「NEWマル チインシュレーションシステム」と、
同一のものかどうかは分かりませんが、防振対策にはかなり力を入れた作りになっています。
背面も比較的きれいな状態でした。
デジタル出力は同軸と光の2系統を装備しています。画像クリックで拡大されます。
音質の評価
結構厚みがあってスケールの大きな音がするという印象を持ちました。
高域も決して落ちる訳ではなく繊細な感じがします。
69,800円の製品としては良くできているといっても良いのではないでしょうか。
でもこれにTA-F333ESXを接続しておニャン子を聴いたら、TA-F333ESXが気を悪くするかなあ…。
TA-F333ESXも同世代ですから、「おお懐かしいなあ!」と言ってくれれば良いのですが。
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2009年8月17日 安良町交通博物館