TRIO KA-8100編

ハードオフだけとは限らないお買物日記

トリオ　プリメインアンプ　KA-8100編

TRIO HIGH SPEED DC INTEGRATED AMPLIFIER MODEL KA-8100(1978年発売　当時の定価63,000円)
2008年12月9日Yahoo!オークションにて購入。ジャンク品　1,417円

先日某リサイクルショップでこの上位機種のKA-8300を購入したのですが、
電源投入後数分で煙が出るという事態になったために廃棄処理、
その代替機として入手したのがこのKA-8100です。

　　
スペック等に関してはネットで調べても分かりませんでしたが、
ハイファイ堂のサイトで検索したところ1978年発売で60W出力の製品のようです。
電源コードに1980という印字があることから考えてこの固体は1980年製と思われます。

背面全景

この品物はYahoo!オークションで購入したもので、出品者は札幌の質店、
電源のみの確認で、その他の機能は未チェックのため1417円（1350円+消費税）と格安でした。

カバーを開けてみる。

トランスや電解コンデンサの頭などにそれなりの埃の堆積はありましたが比較的キレイな状態でした。

電源回路には50V 6800μFのコンデンサが4本使われています。

中央の放熱板は非常にシンプルな形状です。

2SB784Aと2SD924Aが使われています。

別角度からの一枚です。

見た目も音質のうち？

外観のコンディションも非常に良く、パネル右下部分に極小のひっかきキズと当たりキズがある以外は、
大きなキズや汚れもなく、100点満点で言えば80点程度は付けられる思います。
デザイン自体も非常に洗練されていてスピード感も感じられます。
外観と音は関係ないとは言うものの、キレイな外観の製品からは
キレイな音が出てくる（ような気がする）のが不思議です。

ただこの商品は出品時から電源スイッチのレバーが折れていました。
普通に扱っていれば折れることはないと思うのですが、持ち運びの際や引越しの際など、
どこかに引っ掛けたり強い力が加わったりして折れてしまうのでしょう。
今回は煙が出て昇天したKA-8300の電源スイッチを保管しておいて移植を行いました。

ラウドネス回路は2系統で、TONEの"JUMP" "ON"に関係なく作動します。

中央に位置するボリウムは大型でクリック感も心地よく操作感も良好です。

まだCDが登場する前の製品ですがAUX端子や2系統あるTAPE端子に
CDプレイヤーを接続することができます。

PHONO端子はMM用とMC用が独立していますが使い勝手が良いとは言えないようです。
端子自体は非常にキレイな状態でした。

スピーカー端子にも破損等はありませんでした。

肝心の動作確認ですが、全ての機能を確認したわけではありませんが、
TUNER及びAUX端子から入力しヘッドフォンで正常に動作することが確認できました。
バランスコントロールやトーンコントロールにごくわずかなガリが見られるものの、
普通に聞く分には全く問題なさそうです。
音質に関しては特筆すべき点はありませんが芯がしっかりしていて安定した音質です。
最近は主に寝るときにジェットストリームを聴くために使っています。
KA-8300の無念さをこのKA-8100で晴らすことが出来ました。

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