ハードオフお買物日記(2007年2月2日)

PIONEER FM/AM STEREO TUNER F-C3編


PIONEER FM/AM STEREO TUNER F-C3(1993年発売? 定価?円) 
2007年2月2日(金)ハードオフ村上店で購入 1,050円(受信できました)

サイズは約W260 X D340 X H95(実測値)いわゆるミニコンポサイズですが、見た感じそれほど安っぽい感じでもなく、比較的高級感のあるデザインです。パイオニアのロゴマークは旧タイプが使われています。また電源コードには1993という印字がありますので、13年ほど前の製品ということになるでしょうか。恐らくバブル期の製品と思われますが、「ふと思うもの」がありその場で購入を決断しました。AMの帯域をWIDEとNARROWに切り替えられるということはもしかすると…。


背面パネルの様子です。

背面はごく標準的なものですが、FMアンテナ端子がネジ式になっているにもかかわらず75Ωであるため非常に使いづらい印象があります。音声出力は固定の1系統のみ、外部電源コンセントも付いていますが容量は100Wと小さくなっています。おそらくカセットデッキ等を接続するためのものではないでしょうか。この背面を見ただけでは「ふと思うもの」が正解かどうかはまだ分かりませんでした。


カバーを外してみる。(画像クリックで特大画像をご覧いただけます)

内部は非常にキレイな状態でした。



動作確認

こちらは81.8MHzのFM長野を受信の様子です。76.1MHzのFM新津や76.9MHzのFM新発田も入ってきますので、FMの感度は非常に良いように思います。FM放送の音質も良好でしたが、操作性が決して良いとは言えず、ダイヤルをグルグル回すバリコンチューナーの方が操作しやすいという印象を持ちました。AMはループアンテナを接続する必要がありますが、帯域をWIDEにするとなかなかHi-Fiな音がします。ただし夜間はWIDEですと隣接する周波数からの混信が目立ちやすくなるため、電波状態の良い場所以外では音質を犠牲にしてもNARROWにした方が聴きやすいと思いました。



こ、これは、やはり!

1332kHzの東海ラジオ放送の受信中です。なんと、AM放送受信中にもかかわらずSTEREOランプが灯いているではありませんか!そうです、この機種はAMステレオ対応機種なのです。1992年に本放送が開始されて以来、ほとんど認知されることもなく対応機種も年々減少の一途。九州朝日放送ではこの4月1日をもってステレオ放送を終了するなど、前途多難な状況に置かれています。

さて肝心のAMステレオ放送を受信しての感想はといえば、正直、なんだかなあ〜、といった感じでしょうか。新潟のラジオ局でステレオ放送を行なっていないということもありますが、フェージング交じりの遠距離局を聴くにはかなり厳しい状況です。音像が定位せずに頭の中でグルグル回る感じがしますし、帯域をNARROWにすると昔の海賊盤レコードのような印象を持ちました。まあAMステレオを実施している地域以外ではあまり有難みがないというか、確かにステレオ放送を受信したときの感動はありますが、日常的に使う品物ではないなという印象です。話の種に1台持っていてもいいかなという感じでしょうかね。

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2007年2月3日
安良町交通博物館 管理人:安良町経由村上行き

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