ハードオフお買物日記(2006年2月26日)

Lo-D 8TRACK PLAYER DECK D-K800編

Lo-D 8TRACK PLAYER DECK D-K800(1982年発売 定価不明) (画像クリックで拡大画像をご覧いただけます)
2006年2月26日ハードオフ東三条店で購入 525円(未チェック)


これは今から1年前、例のPSE騒動末期に行なわれたハードオフの在庫処分セールの際に購入したものです。処分価格で525円ということは、騒動以前には1500円〜2000円程度で売られていたものではないでしょうか。電源コードに1982という印字があるほか、内部にS57という表記も見られることから、昭和57年(1982年)の製品と思われます。当時はまだ8トラックの音楽テープも売られていたものと思われますが、日立のオーディオブランドであるLo-D(ローディー)からもこのような専用機が発売されていたんですね。この製品は別に8トラのカラオケテープを聴くために買ったのではなく、バスのワンマンテープを聴くために買ったものであることは言うまでもありません。1年前に買ったっきりずっと放置してあったのですが、今日ようやく動作確認をするに至りました。


背面パネルの様子です。(画像クリックで拡大画像をご覧いただけます)

出力は1系統のみ、「連曲、単曲」という切り替えスイッチがありますがミュージックテープを持っていないためにどのような役目をするものかは分かりませんでした。50Wまでのサービスコンセント(非連動)が装備されています。




カバーを外してみる。(画像クリックで拡大画像をご覧いただけます)

内部は非常にキレイな状態でした。一般のオーディオコンポとは違って、高そうな部品は使われていませんでした。



テープを挿入したところです。(画像クリックで拡大画像をご覧いただけます)

新発田発 聖籠経由次第浜行きのワンマンテープを使っての動作確認の様子です。画面中央に見える白い長方形のプラスチック部品にヒビが入っているためにヘッドが上手く固定されずにやや上向きになるらしく、再生音がやや小さめに感じました。この部分の修復は難しそうでしたが、背面に付いているネジを回すことによって、ヘッドを固定している白いプラスチック部品の高さを微調整することができたため、音量が最大になるポイントで固定することにしました。




動作確認

正面パネルのPROGRAMボタンを押して「1」が点灯するようにするとバスのワンマンテープを再生することができました。実際のバスで使用されいるオートコーダーのように一区間ごとに自動停止する機能はありませんが、家庭で聴くにはこの方が気楽に聴けるのではないでしょうか。案内放送自体は左チャンネルから流れ、右チャンネルからは制御用と思われる「ピー」という信号のみが流れてきます。また終点まで行くと自動停止し、テープが排出されます。本物のワンマンコーダーも持っているのですが、一区間ごとに操作ボタンを押さなければならず、そのたびに「ガチャ」と大きな音を立てるためになかなか気軽に使うことができなかったのですが、このプレイヤーを入手したことによってBGM的に気軽に聴けるようになりました。


背面パネルの様子です。


バスのワンマンテープには早い方(9.5cm/秒)と遅い方(4.75cm/秒)があるらしのですが、新潟交通のように早い方を採用しているテープの場合はこのような一般の8トラプレイヤーで再生することが可能なようです。ハードオフに出回っている8トラプレイヤーといえば、アンプとスピーカーが一体になった持ち運び式のカラオケ用プレイヤーが殆どで、このような単品のプレイヤーはなかなか出回らないようです。

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2007年3月4日
安良町交通博物館 管理人:安良町経由村上行き

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