●バス写真館(新潟交通編2)2002年夏

新潟交通の分社化に伴い、村上営業所は「新交北貸切バス」という社名になりました。
2002年春、社名が「新潟交通北」と改められましたが、車両は使い古しのオンボロ車両が多く運行されていました。

ところが2002年夏、いままで活躍していたCJMや日産の旧タイプの姿が急に見えなくなってきました。
それと同時に新潟を代表する北村ボディ(通称なまず)が続々と北上してきたのです。
ついに旧型車淘汰の時がきてしまいました。私は急いでカメラを持ち出し、
かろうじて360、361、365の3両の旧型車の撮影をすることができました。


(2012年7月文章追記)

一番下の写真以外は画像クリックで1280サイズの写真をご覧いただけます。

G361-N 下関営業所
村上営業所から転出後に村上行きとして使用されている場面で、国道7号から村上市内へ入るところです。


レンタルのニッケンがあった場所は2012年現在かっぱ寿しが営業しています。





G360-N 村上営業所
北線方面から来て営業所に向かう光景です。村上総合病院の前にて。この車両はほどなく廃車となりました。

かなりトリミングしてあるので画質劣化していますがご容赦お願い致します。



真横から見ると意外と長かったんだなということが分かりますね。




G365-N 村上営業所  北中(きたなか)行きとして村上駅に到着〜発車の光景です。この車両もほどなく廃車となりました。






なんか見るからにくたびれた感じで、いかにも都落ちしてきたバスという雰囲気に溢れていました。
今はなきジャスコ村上店や、バスのガラス越しににはローソンの姿も確認できますね。





旧型車廃止に伴い新潟市内で活躍していた「なまず」が続々と転入してきました。

G868-I 村上営業所 岩沢経由大須戸行き 村上駅前交差点にて





G866-I 村上営業所 猿沢経由北中行き 村上駅前交差点にて



猿沢経由塩野町行き 村上駅前にて




なまず以外の車両も見ることができました。 G785-N 村上営業所





H171-M 村上営業所(元都営) 瀬波温泉経由松喜和行き



村上営業所所属車両(2002年10月19日現在)
G515-M G662-I G785-N G865-I G866-I G867-I G868-I G869-I G870-I G871-I G899-I
G1405-N H81-M(元東急)  H171-M(元都営) H172-M(元都営)
新潟200か・231(高速バス) 新潟200か・232(高速バス) 新潟22か・983(高速予備車)

現在村上に集中配属されている「なまず」も古い車両ですが、
新潟交通の一時代を築いた名車で非常に人気の高い車両です。
余生を送るのには最適な地なのかも知れません。村上は城下町で、
いわゆる「町屋」は間口が狭く奥行きが長いために「うなぎの寝床」という名がつけられています。
その一方で「なまず」の一大拠点となった村上営業所は「なまずの寝床」と呼ばれています。

(ワタシが勝手に呼んでいるだけですが・・)



新22か・281 村上駅前での撮影です。
見たこともない「瀬波温泉」という方向幕を出していたのでとっさに撮影しました。
そのためカメラのセッティングが間に合わず、ブレた写真になってしまいました。
昭和50年代後半の撮影です。




「門前線」「松波町線」の廃止、「免許センター線」の休止と、衰退の一途を辿ってきたこの地ですが、
日東道の中条開通に伴って新潟行きの高速バスが運行されることになりました。
久しぶりの明るい話題です。開業後にはレポートしてみたいと思います。

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2002年(2012年7月追記) 安良町経由村上行き

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